東日本大震災で被害にあった方々にむけて
当プロジェクトは、「山口県にいても何かできる事ができないか?」と思う人々が集まり完全非営利で行っております。
■目的■
●主にサイトを通じて募金やイベントの告知など、個人や企業に関わらず応援する人を応援して支援される側とする側の橋渡しになる。
●山口県全体でまとまる事で大きな流れにしていき県全体が元気になる活動の支援。

■私達は直接募金を集めるなどの事は一切行いません。募金に関しては、団体・企業・店舗の皆さまの責任で行われます。
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2011年3月20日日曜日

ワタシたちは共にいます。

拝啓 震災に遭われた皆さま

この度の震災の被害を毎日パソコンで拝見しております。
必死に現状を伝えるレポーター。その後ろに流れる異常な状況。国民に向けて説明する政治家。そのどれもがワタシにとって初めて目にする光景ばかりで何か胸を掴まれたままこの10日間あまりを過ごしました。

ワタシは5年ほど前まで、日本の農山村を歩いて旅をしてました。
東北ではとても印象に残るお話をたくさん伺いました。




「山深い寒村。古くから田植えの前日は村を挙げてのお祭りの日。
昨年の稲わらを焚いて川の水をぐらぐら沸かし、その水蒸気を吸って年の豊作を祈ります。
その所作は、少しでも自然とワタクシが一体になるための所作でした。

しかし村の長老連は嘆きます。
最近の若いもんはプロパンガスで川の水をわかしてしまう。
そのほうが早くて後片付けも楽だから、と。
「そんなもんじゃないんだが・・・」
寂しそうな言葉をつぶやきながらも息子たちに家業を継いでもらった手前、うるさく言えません。


老人たちの米作りは非常に細やかな感性を必要とします。
朝日が昇る頃。この老人たちは自分たちの田んぼのあぜ道にぽつんと立っています。
朝一番の光でなければ昨日と今日の田んぼの雰囲気の違いが読み取れないんだそうです。
「今日は水を少し多めに入れてやろう」
「水温が高くなってきた」
そんな田んぼの雰囲気を彼らの世代は読み取れるんだそうです。

若い世代の米作りは違います。
農薬をまき、機械を使って、大規模に一気にやります。
効率よく、計画的に田んぼを作らなくては他の農家に負けてしまいますから。」




古くから日本では「祈り」とは「祭り」でした。
圧倒的な畏敬の対象である自然に対して、人は対峙するのではなく一体となる所作が祈りだったはずです。

「Pray for east」
ワタシたち西の者は東の者と一体となって祈りを続けてまいります。クヨクヨなんかしてられない。

敬具

拝 須田元樹

PRAY FOR EAST from SANYO-ONODA 山陽小野田市の元気を東へ

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